それは昨日午後のこと。
1匹の子猫(推定生後2ヶ月くらい?)が、サーフスリーの前の歩道にちょこんと横たわっていました。
ご存じの方もいらっしゃることと思いますが、この辺は野良猫ちゃんたちのコミュニティーがいくつかあって、きっとこの子もそのなかの子だろうなって、最初は興味本位で近づいたのですが、逃げない。
通常サーフスリー最寄りの猫ちゃんたちは、あまり人には心を開いておらず、逃げるはずなんです。
「どこか具合が悪いのかな?」
様子をみるも、歩けないわけではなさそう。
どうやら、なぜかとても人懐っこいうえにのんびりしている性格らしい。
お母さんとはぐれて夜通し鳴いていたのか?声はかすれてあまり出ていませんでした。
我が家には老犬ちょこさんがいますので、飼うことはできません。
なので取りあえず仕事に戻るも、車に飛び出したりしないだろうか?と気が気じゃなく、ついつい様子をみてしまう。
そうこうしていたら次第に日が暮れ始めました。
何度目か分からない、様子を見に行くと、若い女性(学生さんかな?)が私のところにやってきて、まっすぐな目でこう言いました。
「保護してもらうわけにはいきませんか?」と(彼女はこの辺の方ではないのだそう)。
我が家の事情や、保護すると安易には決めきれないこと、ひょっとするとこの辺の野良猫ちゃんで、お母さんが迎えにくるかもしれないことなどを伝えつつ、私もどうしたものかとさっきから困っているのだと話すと、ちょっぴり悲しそうに去って行きました。
気になりつつも、日常の家事をこなさねばならない。
晩御飯を作りながら、頭のなかは猫ちゃんのことが気になって、気になって、、、
もうダメだ。
これを無視することは私には無理だ。
保護しよう。
三木には多分怒られるだろうけど、取りあえず保護して飼い主を探そう。
そう思い子猫のもとへ。
すると、、、
いましたーーー!!
お母さん猫。
誰からかもらった食べ物を持ってきて、その子と一緒に食べていました。
お母さんにすり寄って安堵の様子。
良かった。
というわけで、
子猫のサンちゃんは、無事、お母さんのもとに帰ることができました。
(↑実は心のなかではすでに名前をつけていた)
もちろん野良猫ちゃんを放置することがよくないことは分かっています。
なぜ保護しなかったんだ?と言われる方もいるかもしれません。
それでもここにこの話を書いているのは、
「保護できませんか?」
そう話しかけてきた若い女性が、きっとすごく心配しているだろうなと思ったから。
ひょっとしたら、このブログを見てくれるかもしれないと思い書いています。
お母さん猫は、私もよく見かけておしゃべりをする猫ちゃん。
しゃべりかけてもすごーーーく無愛想なのですが、とても子煩悩なよいお母さんなのを知っています。
今朝も母さん猫を見かけました。
多分母さん猫の立っている下にある小さなトンネルにいると思います。
近辺で子猫が事故に遭っている様子もなさそう。
ひとえに良かったという話ではありませんが、少しだけホッとした朝でした。
彼女にそれを伝えたくて。
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